ポリテクセンター宮崎(宮崎県宮崎市大字恒久4241番地)の「企業実習付職業訓練」では、入所後5か月目に、実際の民間企業での実習・製造業の生産現場における企業実習を通して、実践的な知識と技能を学びます。また、企業実習後のフォローアップでは、企業実習での訓練内容等を発表し、グループ討議などを通して解決策を見つけ出すなどの問題解決手法を学びます。
企業実習付職業訓練
企業でのOJTと職業訓練校でのOFF-JTのふたつの組み合わせ(デュアル)により、一人前の職業人を育成する職業訓練制度です。
ポリテクセンターで提供している企業実習付きコースは、ポリテクセンターでの職業訓練受講の後に企業実習を組み合わせており、未経験からでも基礎力を身に着けて企業実習に入れるカリキュラムになっています。
電気設備保全科(企業実習付職業訓練)
訓練の概要
電気設備保全科(企業実習付)では、大きく分けて以下の2つの技術を学びます。
1 「電気工事」では、建物の中の照明や壁に埋まっているスイッチなどの配線、施工方法を学び
ます。
2 「シーケンス制御」では、工場のベルトコンベアやリフト、エレベータなどで使われる技術で
電気の力で機械の動きを制御することを学びます。また、本訓練5か月目に実施する「企業実習」
では、実際の民間企業での実習を通じて、実践的な知識と技能を学びます。
「企業実習」(5か月目)
県内の電気関連の民間企業において実際の現場を約1か月間体験します。企業人としての心構えや電気関連企業の実務作業等を経験することで実際の現場で必要な技能・技術を学びます。
「企業実習後のフォローアップ」(6か月目)
企業実習での訓練内容等を発表し、グループ討議などを通して解決策を見つけ出すなどの問題解決手法を学びます。また、フォローアップ期間において、ベルトコンベアの構築技術などについて学びます。
メカニカルサポート科 (企業実習付職業訓練)
訓練の概要
メカニカルサポート科(企業実習付き)では、製造業での基本となる
・設計図の読み方とコンピュータを使った設計図の描き方(CAD)
・金属の加工技術(旋盤、フライス盤)
・ロボットを使った金属の加工技術(NC機械)
・機械のメンテナンス技術(溶接、機械設備保全)
などを学びます。
また、入所後5か月目の「企業実習」では、製造業の生産現場における企業実習を通して、実践的な知識と技能を学びます。
企業実習(5か月目)
県内の製造業関連の民間企業において、実際の生産現場により1か月実習を行います。企業人としての心構えや製造業における実務作業や業務知識を学びます。
「フォローアップ訓練」(6か月目)
企業実習での課題や疑問等について、グループ討議などにより問題解決手法を学びます。また、機器の電気部分の故障発見や復旧に関する技術を学びます。
ポリテクセンター宮崎(宮崎市)
住所:〒880-0916 宮崎県宮崎市大字恒久4241番地
TEL:0985-51-1511
URL: https://www3.jeed.go.jp/miyazaki/poly/
宮崎県の職業訓練校
【施設内職業訓練】宮崎県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(宮崎県立産業技術専門校)では、2年コースで4月入校(10月からの募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター宮崎)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
【委託職業訓練】宮崎県立の職業訓練校である産業技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉養成科を実施し、社会福祉士・精神保健福祉士、また調理師の養成科は1年間で実施しています。
【求職者支援訓練】宮崎労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。コールセンター科やフードビジネス科やアグリビジネス科など地域の求人需要にマッチした訓練コースもあります。