ハローワークでWEBデザイナーの職業訓練コースは、初心者からWeb制作スキルを身につけることで、企業にてWebデザイン・ディレクション・マーケティング業務はもちろん、実践を通して得たHTML5/CSS3・JavaScript・WordPress等のプログラミング知識も活用し幅広くWeb関連業務を行える人材を育成することなどを訓練目標に実施されます。
ハローワークのWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webデザイン科
訓練目標
マルチデバイスに対応したWebコンテンツをHTML5を使ってデザイン・作成ができ、情報サービス業事業所やウェブ・コンテンツ提供業事業所においてWebコンテンツのデザイン・制作を担える人材。
訓練概要
ワープロソフト(Word)、表計算ソフト(Excel)の技能を学び、情報発信の主流であるWebサイトのコーディング知識・技能習得及び、Webクリエイター能力認定試験エキスパートの資格取得をめざす。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験エキスパート サーティファイ(任意)、MOSワード2019スペシャリスト マイクロソフト(任意)、MOSエクセル2019スペシャリスト マイクロソフト(任意)
訓練内容
PCの基本知識
パソコンの構造や構成部品の役割とよく使用されるOSやアプリケーションソフト
ビジネス文書知識
ビジネス文書の種類、構造、作成の留意点
ビジネス帳票知識
ビジネス帳票の主な種類、作成の留意点
プレゼン資料知識
プレゼンテーション資料の構成、効果的な演出方法
Webサイト更新知識
インターネットの仕組み、SEO基本知識、ネットマーケティング
実技 Web素材作成実習など
文書作成基礎実習
文書の書式設定、表の作成、文字の書式設定、段落の書式設定、その他の書式設定、印刷形式の設定、ファイル操作・管理、オブジェクトの活用、文書の校正
文書作成応用実習
ビジネス文書・資料の作成(プロジェクト発足通知、会議開催通知、会議スケジュール、ポスター、会議資料)
表計算作成基礎実習
ワークシートへの入力、ワークシートの設定、ワークシートの編集、ページレイアウトの設定、ブック管理、リストデータ操作、グラフ作成
表計算作成応用実習
文書・帳票類の作成(集計表、分析表、比較表、データ管理表、会議資料)
プレゼン作成実習
基本操作、スライド(追加・設定)、図形の作成・挿入、スライドショーの設定・実行、
アニメーションの設定、プレゼン資料作成
Web素材作成実習
文字・画像等の変更・作成、画像編集ソフトの設定、レイヤー概念、様々な選択範囲、色調補正、写真の補正・加工、写真の合成、保存・出力パスの描画と調整、ペイント、描画、レイアウト、オブジェクトの編集・変形、塗の応用
HTML実習
HTMLの基本タグ、ページ作成リンクのパス、画像、テーブル、動画の埋め込み、フォームの設置
CSS実習
CSSの記述、色の指定、テキスト、ボックスレイアウト、デザインレイアウト作成
Webサイト更新実習
Webページの情報更新、簡易なWebページ制作
Webデザイナー・Web制作・Webマーケター養成科
訓練目標
全ての企業に求められるWeb制作スキルとWebマーケティング思考能力といったWeb制作者に必要な知識・技能を習得し、事業会社のWeb制作業務に従事する
Webデザイナー・ディレクター・マーケティング養成科
訓練目標
HTML、CSS、Adobe Photoshop、Illustrator、XD、Dreamweaver、Webマーケティング、jQuery、JavaScript、スマートフォンサイト、WordPress 、スチール撮影、動画撮影、DTP、SNSライティング、プレゼンテーションなど、Webデザイナー、Webディレクターに必要な知識技能を習得し、Web制作会社、広告代理店、ECサイトの業務に従事する。
ビジネスデザイン科
訓練目標
ITワーカーとして、プログラミングやWEBデザインの知識の習得をめざす。オフィスアプリとデザインアプリを組み合わせて活用できる。中級レベルの資格取得、または合格レベルに達し、就職活動を優位にする。
オフィスも学べる基礎からのグラフィック&Webデザイナー養成科
訓練目標
文書作成、表計算などの事務処理を効率的に行うためのOfficeソフトの基本操作を身につけるとともに、Illustrator・Photoshopを用いたイラスト制作・画像データ加工などの技術を活用したチラシ・名刺などのグラフィックデザインの基本作業や、WEBサイト・広告バナー等の企画および制作編集の基本作業ができる。
グラフィックデザイン科
訓練目標
DTP、WEBに関する知識と、商業デザインを学び、さらにはデザインソフトであるIllustratorとPhotoshopを習得し、グラフィックデザイナーとして多様な印刷物やWEBサイトを制作できる業務に従事する。
Webデザイナーの資格(Photoshop・Illustrator)
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
Webデザイナーに必要なスキル
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
ハローワークの職業訓練コース
ハローワークの職業訓練は、各都道府県の県庁所在地を中心に、都道府県内の各所で開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学やオンライン受講ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
ものづくり関係の職業訓練を実施している独立行政法人運営のポリテクセンターや、都道府県立の職業訓練校の他に、パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系などのコースは民間委託校で実施している都道府県が多いです。
公共職業訓練(民間委託訓練)・求職者支援訓練(労働局委託の民間教育機関訓練)
また、民間委託も、都道府県からの委託を「公共職業訓練(民間委託訓練)」、各労働局からの委託を「求職者支援訓練(労働局委託の民間教育機関訓練)」となっている都道府県が多いです。
東京都では、東京都立職業能力開発センター(飯田橋・品川・大田・足立・台東・府中・八王子など)の職業訓練校が充実しており、東京労働局の「求職者支援訓練」(民間教育機関)は、自治体規模の割には少なめですが、求人需要の高い「WEBデザイナー」や「ゲームクリエイター」などのIT分野の訓練が充実していたりします。
また、神奈川県では、神奈川県立職業技術校かなテクカレッジ(東部・西部)の他に、横浜市中央職業訓練校という市立の職業訓練校があり、横浜市内の職業訓練を充実させています。
長期高度人材育成コース(保育士養成科などの2年間訓練)
ハローワークの長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースがあります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科などの実施があります。
東京都では、介護福祉士養成科・保育士養成科の他に、アプリWeb 制作学科・ゲームクリエイター学科・電子応用工学科・Web 動画クリエイター科・バイオテクノロジー科・環境テクノロジー科・歯科技工士(CAD デザイナー)科・言語聴覚士養成科・言語聴覚療法学科・言語聴覚士養成学科・税理士科・栄養士科・栄養科・パティシエカフェ科・カフェビジネス科・調理総合本科・調理師科・パーソナルトレーナー科・コスメビューティ科・ヘアメイクビューティ科の募集があります。
神奈川県では、介護福祉士、保育士、美容師、調理師、デジタル、医療秘書科、ジュエリー&アクセサリー科、国際ビジネス学科等の募集があります。
職業訓練と雇用保険の失業給付(基本手当・受講手当・通所手当)
基本手当とは
雇用保険の被保険者の方が離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職するために支給されるものです。雇用保険の一般被保険者に対する求職者給付の基本手当の所定給付日数(基本手当の支給を受けることができる日数)は、受給資格に係る離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められます。
受給期間の延長とは
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 訓練などを受けるために待機している期間
- 訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、若年層向けのコースには1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
受講手当とは
受講手当は、受給資格者が公共職業安定所長の指示した公共職業訓練等を受ける場合に支給されます。支給の対象となるのは、基本手当の支給の対象となる日のうち公共職業訓練等を受けた日です。
受講手当の日額は500円です。受講手当の上限額は20,000円です。
通所手当とは
通所手当は、受給資格者の住所又は居所から公共職業訓練等を行う施設へ通所するために交通機関、自動車等を利用する場合に支給されます。
通所手当の月額は通所方法によりますが、最高42,500円までです。
支給対象にならない日がある月については日割により減額して支給されます。
求職者支援訓練も対象に
雇用保険の受給資格者に対して公共職業安定所長が受講を指示する公共職業訓練等の対象に「求職者支援訓練」が追加されました。
これによって、雇用保険の受給資格者が求職者支援訓練の受講を開始する場合、訓練実施期間中に訓練延長給付(受給期間の延長)及び技能習得手当等(受講手当・通所手当)を受給することができるようになりました。
*求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない方を主な対象とした各労働局が民間委託などで実施する職業訓練です。
