東京都でCADオペレーターコースの職業訓練では、「板橋校 三次元CAD科」・「赤羽校 建築CAD科」・「大田校 3D CAD・CAM科」・「江戸川校 3DCAD・CAM実践」・「多摩センター 三次元CAD科」の実施があります。また、求職者支援訓練で「住宅設計CAD科」・「建築事務・3DCAD・BIM・3Dパース制作科」・「住まいのデザインCAD・BIM科」などの実施があります。
建築CAD科(東京都立中央・城北職業能力開発センター赤羽校)
建築関連業界ではコンピューターを利用して図面を描くCADが一般的になり、建築に関する知識とCADの操作ができる人材が求められています。 建築CAD科では、建築製図に必要な学科と実技基礎知識とCAD操作を学び、住宅の設計や建築関連の図面作成に関する知識と技能を習得することができます。
取得を目指している主な資格等
関連資格:建築CAD検定試験3級
就ける仕事
CADオペレーター
Auto-CAD、JW-CADなどのCADソフトを操作して、建設業界において構造・設備・施工関係のCAD製図関係の仕事に従事します。派遣や契約で働くことが多いですが、経験を積んで、設備・施工関係では担当者になることもできます。
建築CADオペレーター
Auto-CAD、JW-CADなどのCADソフトを操作して、建設業界において建築設計・インテリア設計・エクステリア設計のCAD製図関係の仕事に従事します。仕事に従事しながらインテリアコーデネーターなどの資格取得を目指す人も多数います。
建築設計・製図補助
Auto-CAD、JW-CADなどのCADソフトを操作して、建築設計事務所・工務店の建築設計・インテリア設計・エクステリア設計のCAD製図関係の仕事に従事します。仕事に従事しながら経験を積んで二級建築士などの資格取得を目指す人もいます。
三次元CAD科(東京都立中央・城北職業能力開発センター板橋校)
製造や開発を行う企業では、プランから製品化まで一元的にデータを共有する3次元CADが不可欠のツールになっています。また機械、医療、工芸などの製品は2次元から3次元への移行が進み需要が高まっています。 当科では、3次元CADソフトのCATIAを使用し、部品の作成、組立、2次元図面への変換、解析などの基本操作を中心として実習を行います。機械基礎学科では、機械製図、機械工学概論、工業数理など機械分野で必要とされる内容を学習し、機械設計をアシストできる知識および技能を習得します。
就ける仕事
各種設計補助業務
分野としては機械系職種での設計補助が多いです。またCATIAは大手自動車製造メーカーの開発現場で導入されているソフトなので、自然と職種も自動車及び関連部品製造業での求人が多数を占めます。
各種製造業務
3次元CADの導入は進みながらも、製造現場では設計者がCAD操作を習得する時間が無いなどの状況も見られます。そこで、CADの機能・操作に熟練した人が各設計現場に赴き、導入教育やサポートを行う業務もあります。
3次元CADオペレータ
入力・データ修正などを主体に行う業務です。機械系分野では需要が減少していますが、3次元というオペレーションを広域的に考えると、プレゼンテーション、説明図、他分野での立体モデルの作成などの需要もあります。
取得を目指す資格等
関連資格:3次元CAD利用技術者試験(1級・準1級)3次元CAD利用技術者試験(2級)
東京都立職業能力開発センター
東京都立職業能力開発センターは、職業能力開発促進法に基づく都立の職業能力開発のための施設です。職業訓練を通じて職業に必要な知識・技術・技能を身に付け、少しでも有利な条件で企業等に就職していただくことを目的にしています。
東京都立中央・城北職業能力開発センター
住所:〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目9−5
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/chuo/index.html
東京都立中央・城北職業能力開発センター 赤羽校
〒115-0056 東京都北区西が丘三丁目7番8号
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/akabane/index.html
東京都立中央・城北職業能力開発センター 板橋校
〒174-0041 東京都板橋区舟渡2-2-1
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/itabashi/index.html
東京都立城南職業能力開発センター大田校
〒144-0044 東京都大田区本羽田3-4-30
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/ohta/index.html
東京都立城東職業能力開発センター 江戸川校
〒132-0021 東京都江戸川区中央2-31-27
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/edogawa/index.html
東京都立多摩職業能力開発センター
〒196-0033 東京都昭島市東町三丁目6番33号
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/tama/index.html
東京都立中央・城北職業能力開発センター板橋校 三次元CAD科
3次元CADソフトのCATIAを使用し、部品の作製、組立、2次元図面への変換、解析などの基本操作を中心として実習を行います。機械基礎学科では、機械製図、機械工学概論、工業数理など機械分野で必要とされる内容を学習し、機械設計者のアシストや各種機械製造業に従事できる知識および技能を学びます。
東京都立中央・城北職業能力開発センター赤羽校 建築CAD科
建築製図に必要な学科と実技基礎知識とCAD操作を学び、建築関連の図面作成に関する知識と技能を習得することができます。
東京都立城南職業能力開発センター大田校 3D CAD・CAM科
ものづくりに必要な技能を身につけるため三次元CADやCAMの訓練、5軸マシニングセンタを使った訓練、3Dプリンタや卓上レーザ加工機を使った訓練、加工条件を学ぶため工作機械を使った訓練などを行っています。
東京都立城東職業能力開発センター江戸川校 3DCAD・CAM実践
モノづくりに必要な技能を身に付けるため、三次元CADやCAMの訓練、マシニングセンタをはじめとした様々なNC機械を使った訓練を実践的に行っています。
東京都立多摩職業能力開発センター 三次元CAD科
三次元CADソフトの基本操作を中心に実技を行い、機械製図、機械工学概論、工業数理など機械分野で必要な学科を学習し、機械設計をアシストできる知識および技能を習得します。
東京都の職業訓練コース
東京都の職業訓練は、新宿・飯田橋を中心に、渋谷・池袋・吉祥寺・府中・八王子などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
ものづくり系のコースは、東京都の公共職業訓練である東京都立職業能力開発センター各校の職業訓練は、2年コースは4月入校で、1年コースは4月入校に10月入校もあります。2〜6ヶ月のコースは、訓練科により4・7・9・10・12・3月入校とさまざまな募集があります。
公共職業訓練(東京都立職業能力開発センター)の募集
東京都の公共職業訓練である東京都立職業能力開発センター各校の職業訓練は、2年コースは4月入校で、1年コースは4月入校に10月入校もあります。2〜6ヶ月のコースは、訓練科により4・7・9・10・12・3月入校とさまざまな募集があります。
4月入校の募集期間は、1月上旬から下旬になります。
また、6月入校(4月募集)・7月入校(5月募集)・8月入校(6月募集)・9月入校(6〜7月中旬まで募集)・10月入校(7月募集)・12月入校(10月)・1月入校(10〜11月中旬まで募集)・2月入校(12月募集)・3月入校(12〜1月中旬募集)が目安です。
各訓練科の申込み期間中には、各校の見学会もありますので、見学会にも参加しましょう。選考方法は、各校で「筆記試験(国語・数学/義務教育修了程度)と⾯接」です。
東京都の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】東京の職業訓練では、都立の職業訓練校が11施設あり、電気設備・金属加工・造園・建築など、ものづくり関係の職業訓練や介護サービス訓練などを、それらの施設内訓練で実施されています。また、城東職業能力開発センター台東分校では、日本で唯一の「製くつ科」の公共職業訓練を行っています。
【委託職業訓練】都立中央・城北職業能力開発センター再就職促進訓練室では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】介護士・保育士養成が多い2年間の専門人材育成訓練では、ゲームクリエイター学科やWeb動画クリエイター科のIT分野だけでなく、バイオテクノロジー科や環境テクノロジー科の化学分野など幅広い分野の訓練も充実しています。
【求職者支援訓練】参考までに、東京労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を開講しています。自治体規模の割には東京の「求職者支援訓練」は少なめですが、求人需要の高い「WEBデザイナー」や「ゲームクリエイター」などのIT分野の訓練が充実しています。