宮崎県でCADオペレーターコースの職業訓練

宮崎県でCADオペレーターコースの職業訓練では、ポリテクセンター宮崎(宮崎県宮崎市大字恒久4241番地)の住宅リフォーム技術科で、木造住宅の工法や生産過程、福祉住環境分野を含めた住宅の計画、パソコンを活用した各種関連書類と図面の作成に関する知識・技能について習得します。また、CAD・NC加工科で、図面を描くための関連知識、規格、図形の描き方の知識と技能及びパソコンを用いた図面作成や、製品を加工するための専門的な知識、技能及び専用機械の操作を習得します。

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住宅リフォーム技術科(ポリテクセンター宮崎)

建築設計補助などの業務に必要な各種建築知識と建築CAD技術、福祉住環境コーディネート技術に加え、ホームセンター販売員、建築現場作業員などの業務に必要な木造住宅施工技術、住宅リフォーム技術を習得します。

訓練全体(6ヵ月間)の仕上がり像(訓練目標)

木造住宅の工法や生産過程、納まり詳細及びリフォームに関し、施工を通して必要な知識・技能を習得します。
福祉住環境分野(お年寄りや障害を持った方に優しい家作り)を含めた住宅の計画、パソコンを活用した各種関連書類と図面の作成に関する知識・技能及びプレゼンテーション技術についても習得します。
さらに、木造住宅の耐震診断と補強方法についても習得します。

訓練内容(学科と実技)

1.「構造部材加工基本技術」

大工用工具(ノミ・カンナ・ノコギリ等)の扱い方や手入れの仕方を学びます。 又、各種木工機械(丸ノコ・自動カンナ等)の扱い方や安全作業について学びます。 木工事作業に関する技能及び関連知識(加工の仕方や材料の種類)を習得します。

2.「構造部材施工技術と外装施工(木造住宅の組み立て方)」

木造住宅の木材加工法、組立て方、外壁の施工方法に関する技能・技術及び関連知識を習得します。

3.「内装材のリフォーム施工」

住宅の内装の改修に関する技能(壁紙の貼り方やフローリング板の取り付け方等)及び関連知識を習得します。又、住宅改修に係る工程計画と工事内訳書作成に関する技能及び関連知識を習得します。

4.「住宅構造・法規・性能」

建物の種類や強度・仕組みに関する知識を習得します。あわせて建物に関する法律(建築基準法)や、住宅の性能に関する知識(防火性能・メンテナンスに関して等)を習得します。

5.「住宅図面作成」

住宅の各種図面(平面図・断面図・かなばかり図)などを手書きで描くことで、間取り図などに使用されている記号や線の種類に関しての知識を習得します。又、パソコンによる図面作成を行いながら、CAD操作技術を習得します。

6.「福祉住環境整備・耐震診断」

社会福祉や介護保険制度、高齢者の疾病などを理解し、住環境整備技術の技能及びバリアフリー住宅に関する知識を習得します。実際に住宅改修演習を行うことで、プランニングや提案の仕方についても学びます。

訓練に関する職種と仕事内容と資格

一般的な職種名 建築事務、現場施工、住宅営業

建築技術者の仕事

住宅購入者に対し、住宅のプラン内容のご案内や工期・工事費用の説明・見積りなどを提案するのが住宅営業です。関連職として賃貸営業・建材営業などの職種があります。
住宅設計者のもとで、プラン図面の作成・データの手直し等の補助業務を行うのがCADオペレーターです。住宅施工に関し、現場で職人さんを取りまとめたり、図面どおりに工事が行われているかチェックしたりするのが施工管理者です。

建築CAD検定 2級・3級

建築図面をCADを用いて作成するという実践型の実技試験という点が大きな特徴です。
試験の内容は、与えられた課題図面をCADソフトを使って正しくトレースする技能を測る、あるいは与えられた条件に基づき建築一般図を作成する実力を測るなど、CAD技術のみでなく基礎的な建築知識が必要です。
受験資格には制限がありませんので、どなたでも受験することができます。
試験時期は4月、7月、10月、1月の年4回です。

福祉住環境コーディネーター2級・3級

高齢社会が進む日本では、高齢者・障害者の特性などに考慮した福祉住環境(バリアフリー)の需要がますます高まっています。
福祉住環境コーディネーターは、新築・住宅改修をする際、建築士などと連携をとりながら適切な住宅改修プランの提示、またクライアントに合った福祉用具などのアドバイスが求められます。
試験内容は、住宅改修に関する知識だけでなく、福祉用具、高齢者・障害者の特性などの知識が必要です。
受験資格に制限はありませんので、どなたでも受験することができます。
試験時期は、7月9日、11月26日の年2回です。

コンピュータサービス技能評価試験

教育訓練施設や事業所において、コンピュータを活用した各種のサービスを行う人々の能力を評価する試験です。
これによって、これらに従事する方々の技能習得意欲を増進したり、社会一般の評価を高めることで、社会的、経済的地位の向上を図ることを目的としています。受験資格には制限がありませんので、どなたでも受験することができます。年4回受験可能です。

CAD・NC加工科(ポリテクセンター宮崎)

物を作るには図面を必要としますが、パソコンを使って図面を描くことにより難しい図面作成が簡単にできるようになりました。 また、物を作るには熟練技能が必要とされていたのですが、コンピュータを搭載した機械により 物を作ることで熟練を必要としなくなりました。CAD・NC加工科では、図面作成から、物を作り出す技能及び関連知識を習得できます。

訓練内容(学科と実技)

1.「機械製図及びCAD基本」

図面を描くための技能及び関連知識を習得するとともに、2次元CAD基本操作に関する技能及び関連知識を習得します。

2.「3次元CAD基本」

3次元CADシステムを用い機械部品等の立体形状作成に関する技能及び関連知識を習得します。

3.「3次元サーフェスモデルデータ構築及びIT基本」

ユニバーサルデザインに基づいた意匠設計及び3Dプリンターによる造形及び検証方法及び、ワープロ、表計算の使用法を習得します。

4.「NC旋盤作業」

測定器の使い方や、普通旋盤、NC旋盤の基礎知識、プログラミング手法及び、部品加工のための、NC旋盤作業に関する技能と知識を習得します。

5.「マシニングセンタ作業」

フライス盤、マシニングセンタの基礎知識と、プログラミングの手法、部品加工のための、マシニングセンタ作業に関する技能と知識を習得します。

6.「CAM作業及びNC機械応用作業」

CAMという加工シミュレーションソフトを用い、部品加工データのプログラム作成技能及び関連知識及び加工課題を通じて、NC旋盤及びマシニングセンタ加工の技能及び関連知識を習得します。

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名 CADオペレーター、機械工

CADオペレーターの仕事

紙に描かれた図面は、そのままではデータとして使い勝手がよくありません。そこでこれをパソコン上の製図ソフト(CAD)に入力すれば、データの修正や共有、保存といった管理がしやすくなるうえ、専用ソフトを使って立体図を眺めて見ることもできるようになります。CADオペレーターは建築、機械、電気、インテリアなどさまざまな図面をCADソフトに模写(トレース)する仕事で、主に企業の設計部門やデザイン会社などで働いています。

機械工の仕事

製造業の中心である機械関連業種においては、顧客のニーズの多様化や製品サイクルの短縮化により、高精度な製品を早く設計・加工しなければならなくなっています。そのため機械加工分野の事業所においては、主に加工工程をNCデータ化(工具位置を数値データにより制御する方法)して、工作機械で加工を行うなど、工作機械を使って加工を行う仕事が大半です。このためこうした技術を習得している人材が多く求められています。

ポリテクセンター宮崎(宮崎市恒久)

ポリテクセンター宮崎では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に 関する専門的技能・知識を習得するための6か月又は7か月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。

ポリテクセンター宮崎
〒880-0916 宮崎県宮崎市大字恒久4241番地
https://www3.jeed.go.jp/miyazaki/poly/

CAD・NC加工科

製造業における図面作成から、モノを作り出す技能及び関連知識を学びます。

製図の知識と規格、図形の表現方法、CADの操作方法等を学び、CADによる工業製品の図面作成ができる。金属を加工するための専門的な知識、技能を学び、加工用機械による部品の作成ができる。

住宅リフォーム技術科

建築設計業務に必要な建築図面の読み方、福祉住環境を含めた知識、CADによる図面作成と建築現場の業務に必要な木造住宅の施工、住宅リフォームにかかる技術を学びます。

宮崎県の職業訓練コース

宮崎県の職業訓練は、県央(宮崎市)・県北(延岡市)・県西(都城市)・県南(日南市)のそれぞれ開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)

ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(宮崎県立産業技術専門校)では、2年コースで4月入校(10月からの募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター宮崎)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。

公共職業訓練(宮崎県立産業技術専門校など)の募集

宮崎県立産業技術専門校では、2年コースで4月入校(10月からの募集)なります。

一般入試は、一次募集(10月)と二次募集(11月)がありますが、定員に満たした場合は二次募集はありません。また、8月から9月に募集がある推薦入試(高校推薦と既卒者自己推薦)で定員の7割ほどが決まります。

また、宮崎県建設技術センターでは、建設技術者の養成訓練(全寮制1年間)が平成22年度より指定管理者(学校法人宮崎総合学院)により「宮崎県産業開発青年隊」として実施されています。数学などの一般科目や測量学などの専門科目、測量や土木施工を想定した実習、実際に工事をしている現場の見学などを通じて、土木建設分野で働くために必要な資格(最大15種類)を取得することができます。一般選考試験は11月から募集があります。

公共職業訓練(ポリテクセンター宮崎)の募集

ポリテクセンター宮崎では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。

宮崎県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)

【施設内職業訓練】宮崎県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。

【委託職業訓練】宮崎県立の職業訓練校である産業技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉養成科を実施し、社会福祉士・精神保健福祉士、また調理師の養成科は1年間で実施しています。

【求職者支援訓練】宮崎労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。コールセンター科やフードビジネス科やアグリビジネス科など地域の求人需要にマッチした訓練コースもあります。