青森県でCADオペレーターコースの職業訓練では、ポリテクセンター青森(青森県青森市中央三丁目20番2号)の住宅建築施工科で、木造住宅の構造、関連法規等、建築CADを用いた図面作成、3Dパース等の活用法といった設計に必要な技能を習得するとともに、軸組住宅の部材加工、組み立て、内外装仕上げといった技能を習得します。また、CADオペレーション科で、基本的な機械製図からCADによる図面作成、金属製品の機械加工法、3Dプリンタを用いた試作・評価といった図面の製作から加工・検査評価などを習得します。
住宅建築施工科(ポリテクセンター青森)
木造住宅の基礎知識(構造、関連法規等、建築CADを用いた図面作成、3Dパース等の活用法といった設計に必要な技能を習得するとともに、軸組住宅の部材加工、組み立て、内外装仕上げといった技能を習得します。
訓練内容(学科と実技)
1.「構造部材加工組立」
軸組構造部材を加工し組み立てるための技術を習得します。大工道具・電動工具の使用法など大工作業の基礎技術をマスターし、チームでコミュニケーションを取りながら模擬家屋を建てます。
2.「内外装施工」
住宅の内装と外装の仕上げや左官作業に関する技術を習得します。
3.「工事測量・測量技術」
地表の高低差を測る水準測量や角度を測る角測量の技術を習得します。
4「建築知識と住宅構造」
建築物の基礎知識や模型作成による構造の理解を通じ、木造住宅の構造を理解していきます。
5.「情報活用と建築CAD」
パソコンによるデータ管理法や報告書作成法とともに、CADによる建築図面の作成技術や関連知識を習得します。
6.「建築プレゼンテーション」
3次元CADやCGを活用した画像処理技術及び作成したデータを用いたプレゼンテーション技法を習得します。
CADオペレーション科(ポリテクセンター青森)
基本的な機械製図からCADによる図面作成、金属製品の機械加工法、3Dプリンタを用いた試作・評価といった図面の製作から加工・検査評価までの製造工程をサポートするために必要な技能を習得します。
訓練内容(学科と実技)
1.「機械製図及びCAD基本」
投影法から機械部品(ねじ・歯車)といったJIS(日本産業規格)に沿った図面を描くための知識を習得します。
2.「2次元CAD応用作業」
2DCADシステムの概要、図面作成、作業効率を向上するための機能に関する技術を習得します。
3.「機械加工」
機械加工を考慮した図面を作成できるように、汎用加工機(旋盤・フライス盤)及びNC工作機械(マシニングセンタ)による切削加工や測定といった機械加工の基本的な技術を習得します。
4.「3DCADによるモデリング」
3Dモデルの作成に必要なスケッチやフィーチャーといった基本操作、サーフェスモデリングの作成方法などの技術を習得します。
5.「3DCAD応用」
3Dモデルどうしを組み合わせたアセンブリの作成、3Dモデルから2D図面を作成する方法などの技術を習得します。
6.「プロダクトデザイン」
3Dプリンタの使用方法、ラビットプロトタイピングの3Dプリンタを使用した試作に関する技術を習得します。
ポリテクセンター青森(青森市中央)
ポリテクセンター青森では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に関する専門的技能・知識を習得するための6ヶ月又は7ヶ月の職業訓練を行っています。 求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。
ポリテクセンター青森
〒030‐0822 青森県青森市中央三丁目20番2号
https://www3.jeed.go.jp/aomori/poly/
デジタルものづくり科
機械製図の基礎からCAD図面による図面作成、金属加工、CAM、3Dプリンターによる試作など、「図面作成から部品加工・検査・評価」までをデジタル技術を用いたものづくりに必要な技能・技術を習得します。
住宅リノベーション科
高齢者に配慮したバリアフリーに関する知識、木造住宅の構造・法規に関する知識及び建築CADを用いた製図、クロス貼り・フローリング貼り等の住宅リフォームにおける内外装仕上げに関する基本的技能を習得します。
住宅建築施工科
建築物に関する知識や木造住宅の構造、建築CADを用いた製図や3Dパース等を活用したプレゼンテーション技法、及び軸組住宅の施工や内外総仕上げ、測量や住宅の基礎施工に関する技能・関連知識を習得します。
青森県の職業訓練コース
青森県の職業訓練は、青森市・八戸市を中心に、弘前・五所川原・十和田などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(青森県立高等技術専門校)では、2年コースで4月入校(10月、12月の募集)、1年コースで4月入校(1月募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター青森)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(青森県立高等技術専門校など)の募集
青森県立高等技術専門校では、2年コースで4月入校(10月、12月の募集)、1年コースで4月入校(1月募集)となります。
青森県立高等技術専門校は、青森高等技術専門校・弘前高等技術専門校・むつ高等技術専門校の3校です。また、青森県立八戸工科学院も青森県が設置している公共職業能力開発施設(職業訓練校)です。
各校により若干違いはありますが、2年コースは高校推薦者(9月募集)が70%程度です。
2年コースの一般試験の募集は、10月からあり、定員に満たない場合は12月から追加募集があります。
1年コースの一般試験の募集は、1月からあり、定員に満たない場合は3月に追加募集があります。
公共職業訓練(ポリテクセンター青森)の募集
ポリテクセンター青森では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。
青森県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】青森県の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】青森県立の職業訓練校である産業技術専門学院の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科の他にも、栄養士養成科・美容師養成科・トータルビューティシャン養成科なども実施しています。
【求職者支援訓練】青森労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。地域資源マーケティング科も実施されています。